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ポオ小説全集1~4(創元推理文庫)

ポオ小説全集

高校1年生の時、1978年か
住んでいる田舎の町に
比較的大きな書店ができた。

それに新刊として売っていた
「ポオ小説全集」
萩尾望都先生の「ポーの一族」の延長で
興味を持ったのかもしれない。

人生最初のデカダン文学

推理小説の元祖だが、
推理小説らしいものは5編のみ。
あとは怪奇、ロマン主義的、寓話的短編の数々。

知的構成を全面に押し出している

同時期にマジカル・ミステリー・ツアーのアルバムを
聞いて、アイ・アム・ザ・ウォルラスの中で、
ジョン・レノンが「エドガー・アラン・ポーをけっとばせ」
と歌っているのをきいて、
かのジョン・レノンさえ、嫉妬する才能の持ち主なんだ~と感動。

2人とも40歳で非業の死を迎えている。
それに比べて幸せな47歳の私は、
芸術的には何も為しえておらず、
ヘイヘイボンボンの
コンチキ野郎なわけなのですが、
健康と毎日お米が食べられる幸せを噛み締めております。

ポオがいなければ、ボードレールもおらず、
モローもおらんのかね。

推理小説はもっと、カッタルイスタートで
はじまり、今日の隆盛とは別になっていたのだろうか。

短編「リジイア」の中にの
「ワーム」(ウジ虫と訳されることが多い!)
という詩が挿入されるのだが、
これにヤラれましたね!
デカダーン!、デカダーン!

人間の業の惨めさを正面から
美化することなく、しかし、高貴に表現する
そのバランスはポオならではか!

Lo! 'tis a gala night
Within the lonesome latter years!
An angel throng, bewinged, bedight
In veils, and drowned in tears,
Sit in a theatre, to see
A play of hopes and fears,
While the orchestra breathes fitfully
The music of the spheres.

Mimes, in the form of God on high,
Mutter and mumble low,
And hither and thither fly-
Mere puppets they, who come and go
At bidding of vast formless things
That shift the scenery to and fro,
Flapping from out their Condor wings
Invisible Woe!

That motley drama- oh, be sure
It shall not be forgot!
With its Phantom chased for evermore,
By a crowd that seize it not,
Through a circle that ever returneth in
To the self-same spot,
And much of Madness, and more of Sin,
And Horror the soul of the plot.

But see, amid the mimic rout
A crawling shape intrude!
A blood-red thing that writhes from out
The scenic solitude!
It writhes!- it writhes!- with mortal pangs
The mimes become its food,
And seraphs sob at vermin fangs
In human gore imbued.

Out- out are the lights- out all!
And, over each quivering form,
The curtain, a funeral pall,
Comes down with the rush of a storm,
While the angels, all pallid and wan,
Uprising, unveiling, affirm
That the play is the tragedy, "Man,"
And its hero the Conqueror Worm.

しかし、同級生の某氏は
ガッチャマン最終話の
ベルクカッツェの「終わりだ!終わりだ!
世界と皆がともに滅びるのだ!」
に感動を覚えていたのだが・・・

人類全体の業の深さを嘆くという
こんなデカダンは意匠であり、
引きずり込まれるものではないと
わかるには
ニーチェの「この人を見よ」
を必要としたのだった。

読んだ本に
影響されやすい私。
いかん、いかん
こんな私とはバイバイ、にこにこバイバイ!


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テーマ : 書評
ジャンル : 小説・文学

アリストテレス「政治学」(岩波文庫)

アリストテレス「政治学」

初版は昭和36年(1961)

図書館でしか読めず、
手にはいらんかな~と、金沢の古本屋を
ハシゴして、やっと見つけたが
当時(28年前)で900円だったように思う。

アリストテレスの念頭には
当然、かつての師、プラトンの「国家」が
あった。

プラトンの「国家」が対話編であったが、
こっちは論考集、ドラマ的展開はない。

しかし、都市国家の間でこれだけ政治体制に
違いがあるのだぞ、とわからせてくれる。

ヨーロッパのキリスト教の教義で
奴隷制を維持するのに、援用されたのも
このアリストテレスの「政治学」だ。

「人間は政治的動物である」

この有名な格言を
前後の文脈を踏まえて表現すると

「国において、人間の自然(本性)は完成される。
すなわち、人間は本性上国的動物である。
そして国は個々の人間にとって真実の完全な生活の前提である
という意味で「より先きなるもの」である」

「民主制の根本原理は自由」
などのアメリカ大統領のキャッチフレーズの源流もここにある。

「銀行・金貸し(の存在)を許してはならない
それは国家の中に国家をつくることとなる」
というのもナットク!だったりした。

ホッブズの「リヴァイアサン」が出るまでは
政治学の金字塔と尊ばれた。
(ホッブズはアリストテレスの政治学読んでも
糞にもならん!と息巻いた)

ギリシア人は、アングロサクソン人よりは
美・調和を愛した。

アングロサクソン人は、強欲強奪好色を全面に
出して恥じることがないことを
堂々と自慢する民族だ。

(だからホッブズは
「万人の万人に対する闘争」を
やめさせるための化け物としての
国家の必要を説いた)

この「政治学」とは離れるが、
アリストテレスの遺言書も残されている。

妻を亡くした後に、奴隷から身受けした
後妻をめとったらしいのだが、
それを大事にする内容で、
ずいぶんと細々と書いている。

アレクサンドロス大王の元家庭教師は
いろいろ忙しかったのだ。

テーマ : 書評
ジャンル : 小説・文学

テンバガーを探せ! 10倍儲かる低位株投資術

テンバガーを探せ! 10倍儲かる低位株投資術
鮎川 健 著(ダイヤモンド社)


遅まきながら、アユケンさんの本を
職場近くの大型書店で買う。


「有事のPBR」とか、

株式投資における
「必要”最小限”の知識」など(”最大限”ではない)

逆転の発想のアジテーションが小気味よいです!

極めつけは四季報の具体的な見方を
本当に分かりやすく、
記述されています!

本の前半部に上場廃止(見込み)企業の株式への
トライのお話がありますが、

心臓に毛が生えているのではないかと
思えるような行動の裏に
冷静な分析が必ずあることを
キチンと説明されています。

スルメを噛み締めるごとく
シャブリ読みして、
実践に活かしたいと思います!

しかし、著者のお名前も格好良すぎです!

テーマ : 書評
ジャンル : 小説・文学

ロバート・キヨサキ『金持ち父さん貧乏父さん』シリーズ

ロバート・キヨサキ『金持ち父さん 貧乏父さん』

ロバート・キヨサキ『金持ち父さん 貧乏父さん』


有名な本

日本語初版は2000年11月となっている。

朝日か日経で、「全米のベストセラー、ついに日本語版が」
という広告を見たことがある。

天下の筑摩書房が何故?
と、そのときは本能的に思った。

ちくま文庫には、ずいぶんとお世話になったからだ。

そして、昼間の仕事にいそしんでいた。
労働価値説を信じていた。
働けば良いことがあると信じていた。
(ジョン・レノンが、
「『幸福は苦痛の後にくる』のは
一見正しいようにみえて、
実は論理としておかしい」と
カトリック批判の一環として
言っていたのは知っていたが)

お金の哲学を看板にしているが、
人生の哲学が、問われている本だ。
良書といわざるをえないだろう。

ウェブのロバート・キヨサキ氏のエッセイを読むと、
ベトナム戦争の記述が目立つ。

戦線に送られた側だからだ。

クリントンもブッシュJrも
ランボーたるスタローンも徴兵のがれをやった。
ヨーロッパ留学というやつだ。

キヨサキ氏は送られた。
アポカリプス・ナウ(地獄の黙示録)に

そして、帰国した。
風景が違って見えて当然だろう。
そして、ベトコンの燃える意志を目の当たりにしたのだろう。
このエッセイなども大変おもしろい

ロバート・キヨサキ氏
コラム「金持ちがますます金持ちになる理由 第34回」

本書P176
「大きなチャンスは眼には見えない。頭を使って感じ取るものだ。
たいていの人はお金に関する訓練を受けていないため、目の前のチャンスを見逃してしまう」

なども、当たり前のことをサラリと書いているが、
これを全体の文脈の中で読むと、うーんとうなされ、カンドーする。

金持ち父さんの存在がフィクションであったとしても
また、ボードゲームを売るための、本であったとしても
世の金持ちの当然の秘密を、丁寧に教えてくれる
不思議な本といえないだろうか。

筑摩書房さんが
GOサインだしたのも
うなずける。



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プラトン『国家』

プラトン『国家』

プラトン『国家』


あ、・・・あれです(吾妻ひでお先生風)
プラトンです。

母親が早々に、2番目の夫を迎えたので、
女性不信に陥り、

かつ、山師のヒゲモジャに、天啓を与えられたと錯覚したので、

それをやれば、ためにならない人間ばかりできるぞ、と警告された。
「哲学」なるものをはじめてしまった

とあるアテネの元美少年の
力強い妄説です。

『国家』ポリテイアーでは
民主主義は最悪だとされています。

優秀な将軍たちが、衆愚の裁判で有罪にされて、
死刑にされていくのを、目の当たりにしたから
なおのことそう思ったのでしょう。

哲人政治を唱えるだけだったら、
だれでもできます。
この御方はシラクーサイという都市国家に2回に渡って、
渡航し、途中には難破して、奴隷にも売られても、
最後の可能性にかけて、哲人政治をやろうとしたのです。

しかし、哲人政治は裏切られる。
そして、哲人政治もどきで成功したのは、
ヒトラーやスターリンや
毛沢東なのですから、政治は魔物ですね。

『国家』では音楽や演劇、医学、食事などにおいても
伝統的なものに批判が加えられます。
当時の詩聖ホメーロスが、道徳的でない、合理的でない部分が
ぶった切られます。

日本でいうと昭和初期において、古事記を批判するようなものでしょうか。

そして、エルの物語という、
冥界から蘇った男の回想録から、
人はみな、死後の裁きを畏れ、真善美につくすよう
諭されるのです。

そこに、アキレウスの怒り、
オデュッセウスの復讐の歓喜は
見いだせません。

いかに、いかに。

だが、しかし、読むものに正気とは何かという問いを
つきつける、希代の書であります。

ごちそうさま、哲学の永遠のスーパースター
プラトーン様よ!

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ジャンル : 小説・文学

年頭の誓い

年頭の誓い

これまで、3つの軸足でやってきたが、
今年は1本に絞る。
それで成果を出す。
これが年頭の誓い。

誓い終わり!

シンプル~!

すわ、書評に戻ると、
今後の書評予定は

プラトン『国家』
アリストテレス『政治学』『形而上学』『ニコマコス倫理学』
クセノポーン『アナバシス』『ソークラテースの思い出』
ポオ『ポオ小説全集』
ニーチェ『善悪の彼岸』『この人を見よ』『権力への意志』
ボッカッチョ『デカメロン』
オルテガ『大衆の反逆』
ディック『虚空の眼』『ヴァリス』
クリスティ『死の猟犬』
バラード『ヴァーミリオン・サンズ』
三島『鏡子の家』
セリグマン『オプティミストはなぜ成功するか』
あたりです。

このシリーズの青臭さがたまりませんね!
ブログならではです!

プラトンの『国家』の冒頭近くに利殖の
話が具体的に出てきます。

意外です。
つまり、あなたは受け継いだ財産以外に
どれだけ稼いだのかとか、
壮年期以降は肉体労働に頼るべきでなく、
経営せよ、とかの話があったはずです・・

写真は子の高校受験の祈願で
兼六園内の金沢神社へ行った時のものです。
(H22.1.2)
金沢神社

祭られている武将前田利家の
前科は不問にして、
その世渡り上手の知恵にあやかるつもりです。

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