アリストテレス「政治学」(岩波文庫)

アリストテレス「政治学」

初版は昭和36年(1961)

図書館でしか読めず、
手にはいらんかな~と、金沢の古本屋を
ハシゴして、やっと見つけたが
当時(28年前)で900円だったように思う。

アリストテレスの念頭には
当然、かつての師、プラトンの「国家」が
あった。

プラトンの「国家」が対話編であったが、
こっちは論考集、ドラマ的展開はない。

しかし、都市国家の間でこれだけ政治体制に
違いがあるのだぞ、とわからせてくれる。

ヨーロッパのキリスト教の教義で
奴隷制を維持するのに、援用されたのも
このアリストテレスの「政治学」だ。

「人間は政治的動物である」

この有名な格言を
前後の文脈を踏まえて表現すると

「国において、人間の自然(本性)は完成される。
すなわち、人間は本性上国的動物である。
そして国は個々の人間にとって真実の完全な生活の前提である
という意味で「より先きなるもの」である」

「民主制の根本原理は自由」
などのアメリカ大統領のキャッチフレーズの源流もここにある。

「銀行・金貸し(の存在)を許してはならない
それは国家の中に国家をつくることとなる」
というのもナットク!だったりした。

ホッブズの「リヴァイアサン」が出るまでは
政治学の金字塔と尊ばれた。
(ホッブズはアリストテレスの政治学読んでも
糞にもならん!と息巻いた)

ギリシア人は、アングロサクソン人よりは
美・調和を愛した。

アングロサクソン人は、強欲強奪好色を全面に
出して恥じることがないことを
堂々と自慢する民族だ。

(だからホッブズは
「万人の万人に対する闘争」を
やめさせるための化け物としての
国家の必要を説いた)

この「政治学」とは離れるが、
アリストテレスの遺言書も残されている。

妻を亡くした後に、奴隷から身受けした
後妻をめとったらしいのだが、
それを大事にする内容で、
ずいぶんと細々と書いている。

アレクサンドロス大王の元家庭教師は
いろいろ忙しかったのだ。

テーマ : 書評
ジャンル : 小説・文学

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